リアサスペンションもいろんなことを考えてみたいのでデータ取りをする。
このクルマのリアサスペンション形式はセミトレーリングアームで、FR車のリアサスがマルチリンクになる前に一斉を風靡した形式だ。というか、セミトレの不都合を改善するためにマルチリンクサスが生まれた、というのが歴史的な流れかと思う。
サスを伸ばしたり縮めたりしながら色々な部分を計測する。伸び側と縮み側のストローク量も確認する。
もちろんキャンバーやトーのサスストロークによる変化も計測しておいて冬休みの自由研究のネタにするつもり。どんなサスでもそうですがストロークするとキャンバーやトーがアームの配置によって幾何学的に変化するので、車高の高短を含めてこのアライメント変化をよく考える必要がある。
あと、セミトレではタイヤに対してスプリングやダンパーのアーム上の取り付け位置が異なり所謂レバー比を持っていて、タイヤに対するそれぞれの動き量が違ってくる。
このレバー比を知っておかないとスプリングレートやダンパー減衰力を正しく評価できない。ので、レバー比を計算できるようにデータはもちろん取得しておく。
あとレバー比の一言で済ましていますが、ハブとスプリング取付座とダンパー取付位置の移動量を実測しますのでACF(Angle Correction Factor)も含めてレバー比を求めてます。
そして最後にリアスプリングにもスラストベアリングを仕込んでおく。スプリングのねじれを吸収してツッパリ感がましになるといいなぁ。
COVID19コロナのせいで年末年始の休みはステイホームなので、今日のデータでAT141コロナのリアサスペンションについての自由研究を考えてみよう。
主観的難易度:★★★★☆(サスは奥が深い。)
<Summary for overseas visitors>
I have been riding an AT141 CORONA Hardtop that is an old Japanese car produced by TOYOTA. AT141 has the 4A-GE engine. I started a project making new 4A-GE. In this post, I took a note of records such as measuring some geometric data of rear semi-trailing suspension. I can use them for my homework research.
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