通勤ツーリング自転車をメンテナンスしたので備忘録。
折れたスポークの1本だけを交換してからめんどくさくて放置状態だったけど、ステイホームで暇なので重い腰を上げて残りの35本も星スターブライト#14に交換することにした。
ついでに虫食い状態の玉押しも交換しておく。
虫食い玉押しの交換
つい最近グリスの詰め替えをしたところなので玉押しは交換するだけ。
交換した玉押しはシマノY20298085で、元々付いていたものとラッキーにも同寸法であった。
スポークの交換
そしてスポークを交換。奮発して折りたたみ式の振れ取り台を準備したので作業のやり易さが飛躍的に向上。
ニップルを緩めて古いスポークを抜いて、新品のスポークに入れ替えていきます。
いきなり全部のスポークを抜いてバラバラにすると元に戻せなくなる可能性もあるので、一本づつ交換して、フレを取りながらやります。
しかし、このホイールは36本のスポークがあってなかなか終わりが見えない。
例えるなら?、香川県のうどん屋でサイズ大を注文したような感じ。いくら食べても減らなくて、もうお腹いっぱいみたいな。
3時間近くかかって36本の交換がやっと完了。
ここでホイールセンターゲージでホイールの中心が出ているかを確認します。若干ですが0.5mmほどセンターがずれてた。
スポークテンション調整
あとはスポークテンションゲージでテンションを張りながら、センター出ししてフレを取ってフィニッシュに持ち込みます。
スポークテンションは車高調のプリロードみたいなものと考えてます。荷重変動に対して適切なプリロードをかけて伸び側と縮み側のそれぞれのスポークのストロークを適切に確保するイメージ。プリロードが足りないと縮み側スポークのストロークが足りなって座屈すると同時に伸び側スポークに2倍の荷重が加わることになる。逆にプリロードを与えすぎると伸び側にも縮み側にも余分な引張荷重がかかる。いずれにせよ、大きな荷重による引張応力が疲労限を大きく超過することでより早く疲労でスポークが切れてしまう。なので、張りすぎず緩すぎずの範囲内に収めることが肝要。
なお、ランドナー用のホイールは36本もスポークがあるのでテンションの許容範囲が広い。また、スポークの1本や2本が折れても走れないほどフレることがなくツーリングや通勤も大丈夫!
そんなこんなでスポーク交換完了!
主観的難易度:★★☆☆☆(半日楽しめた。いずれはゼロからホイールを組んでみたい。)
コメント