前回の続き。
まずはボール循環式ステアリングギアボックスから。シールを入手したので古いシールを取り外して新しいシールを打ち込む。
ウォームシャフトのオイルシールはアジャスティングスクリューに打ち込まれているのでロックナットを緩めてアジャスティングスクリューを取り外す。スクリューの裏はベアリングレース(カップ)になっていて、スクリューの締め具合で与圧を与えてガタを除去するようになっている。(スクリューと言うにはあまりにも直径が大きいが、、、)
![ロックナットを緩めてアジャスティングスクリューを取り外す](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0961-1024x768.jpg)
ベアリングやレースの状態は非常に良いことが確認できた。なので、オイルシール交換だけで復活オーケー! スクリューのシールを打ち抜いて、新しいオイルシールをセット。
![新しいオイルシールをセット](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0962-1024x911.jpg)
セクタシャフト側はマイナスドライバーを打ち込んでオイルシールを取り外す。
![セクタシャフト側はマイナスドライバーを打ち込んでオイルシールを取り外す](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0963-1024x1015.jpg)
こちらも新品のオイルシールを打ち込んで修理完了!
![](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0970-1024x1014.jpg)
お次はトランスミッションケースのガスケット。これは製造廃止なので自作しますよ。紙ガスケットシートに劣化したガスケットをあてがって形状を写し取る。
![紙ガスケットに劣化したガスケットをあてがって形状を写し取る](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0964-1024x882.jpg)
カッターで切り抜いて製作。コンパスカッターやポンチがあれば作業が楽。なくてもよく切れるカッターがあれば何とかなる。
![カッターで切り抜いて製作](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0965-1024x982.jpg)
ミッションケースにあてがってみると穴位置もピッタリ! うまくできた。
![ミッションケースにあてがってみると穴位置もピッタリ](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0966-1014x1024.jpg)
オイルシールを交換したフロントベアリングリテーナ―とお釜を元通りに組んで完了!
![オイルシールを交換したフロントベアリングリテーナ―とお釜を元通りに組んで完了](https://spark-racing.com/wp-content/uploads/2020/02/IMG_0968-1024x768.jpg)
これで安心して走れますね。
主観的難易度:★☆☆☆☆( 早く走れるようにしたい! )
<全体工程>
プロジェクトスタート 2018/3/3
↓
エンジン始動
↓
ブレーキ周り、サスペンションの状態確認
↓
レストア方針検討
↓
マフラー修理
↓
レストア方針の再検討
↓
シャーシーブラックの剥離
↓
サビ転換剤の塗布
↓
シャーシーブラックで塗装
↓
油漏れ修理 ←いまここ
↓
こまごました部品の仕上げ
↓
いろいろ調整
↓
自主検査
↓
謎の審査官による検査
↓
陸事で登録検査
↓
公道復帰
<備忘録>
リアゲートのモールが無い
運転席ドアロックノブの枠パーツが無い
ピットマンアームにガタがある
<完了済み>
ブレーキマスターの形状を調べる
ブレーキシリンダーカップ手配、前1•1/8、3/4
ステアリングギアボックスのオイルシールの手配
トランスミッションのオイルシールやパッキンの手配
デフケースのオイルシールやパッキンの手配
タイロッドのブーツを注文
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