AT141:燃焼室容積の測定・・・これをやってこそ!

さあ、バルブの擦り合わせも終わったのでヘッドの燃焼室容積を計測します。シートカットしてバルブの突き出し量が変わっているし、燃焼室の角を落としたことで容積が変わっているのでノーマルとは違ってきている。
逆に言えば、この計測をして自分の圧縮比を求めることで初めて自分オリジナルのエンジンと言えるのではないでしょうか?

まあ四の五の言ってないで測定します。
測定のやり方は人それぞれの作法があると思いますが、メスシリンダーピペットでやります。
どんな方法でもやりやすい方法を使えばいいのですが、工学的には何回測定しても同じ値になる再現性の高さが重要です。

余談ですが、ニュースでコロナウィルスを分析しているラボラトリーのニュースを見る機会がありますが、ピペットを上手に使って多数の小さな試験管に液を移してますね。
さすがプロフェッショナルの手技ですが、あんな風にはとてもできない。1滴や2滴はこぼしてしまうこともあります。ちなみに自分の測定系では1滴≒0.05mLです。

さあ結果は、、、

シリンダNo.1234
液体初期量[mL]50.050.050.050.0
液体残量[mL]12.012.112.412.0
燃焼室容積[mL]38.037.937.638.0

最大と最小の差は0.4mLで、38.0mLを基準とすれば0.4÷38.0=1.05%のバラツキです。

これを誤差として無視するか、こだわって燃焼室容積を合わせるか、、、悩むなぁ。。。
0.4mLって10滴分も無いですよ。

主観的難易度:★★★★☆(削りすぎて失敗するリスクもあるしなぁ。。。)

<Summary for overseas visitors>

I have been riding an AT141 CORONA Hardtop that is an old Japanese car produced by TOYOTA. AT141 has the 4A-GE engine. I started a project making new 4A-GE. In this post, I took a note of records such as measurement of combustion chamber volume. Difference was only 0.4 mL (1.05%). I am wondering whether I should cut combustion chamber again or compromise this differences to avoid risks.

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