あけましておめでとうございます。
年末年始の休みに自分自身の運転リハビリと、エンジンの調整のため走ってまわります。
とりあえず、燃料噴射量は3000rpm以下ではA/F=14.7、3000rpm以上は12.5を目指して調整中。
点火時期は目安になる値がないので難しいですが、最大進角のリミットを40度として調整中。
点火時期は目安になる値がないので難しいですが、最大進角のリミットを40度として調整中。
低回転域はスピードもゆっくりなので調整しやすいけど高回転域はヤバい。2速ではすぐに吹け上がって負荷がかからないし、かといって3速で8000rpmまで回せば結構な速度になってしまいます。
でも、一番困っているのがアイドリング調整。
ライト点灯状態で交差点で停止すると結構な確率でエンストしてとってもカッコ悪い!
なので、本腰を入れて調整する。
ライト点灯状態で交差点で停止すると結構な確率でエンストしてとってもカッコ悪い!
なので、本腰を入れて調整する。
※ここから先の話はフルコンのEMS8860を対象としています。MOTECとかFREEDOMとかは知りませんのでよろしく!
いろいろやった結果、EMSのアイドル制御は、、、
1)基本的なアイドリングはISCVの助けを借りなくても機械的に成立しないといけない。
最低のアイドリング回転速度はコンピュータ制御なしでも確立しておく必要がある。
1)基本的なアイドリングはISCVの助けを借りなくても機械的に成立しないといけない。
最低のアイドリング回転速度はコンピュータ制御なしでも確立しておく必要がある。
でも、20バルブ4A-Gの4連スロットルはそうはなっていない。これがポイント。
2)4連スロットルはスロットル全閉すると完全に閉じた状態になる。
アイドリング時の空気量はISCVが供給している。ISCVなしではアイドルが成立しない。
アイドリング時の空気量はISCVが供給している。ISCVなしではアイドルが成立しない。
3)あと、20バルブ4A-GのISCVはロータリーソレノイド式で、EMSではロータリーソレノイド式のISCVを適用することは想定していない様子。
でも、2チャンネル使えば制御可能であることがわかった。このISCVを制御するにはオープン側とクローズ側の2チャンネルのアウトプット出力を使えば良いのだ!
ロータリーソレノイド式のISCVについては↓
AT141:エンジン調整・ISCVーその1
ISCVが制御できるか確認する。 ISCV(Idle Speed Control Valve)はアイドリング時のエンジン回転速度を調整するバイパス弁。 スロットルバルブをバイパスする空気の量を調整することでエンジン回転速度を制御する。 20...
そしてEMSのアイドル制御の実際は、、、
①アイドリング状態からアクセルを踏んで発進すると、2000rpm以下の回転速度をある程度(1秒より少ないくらい)の時間が継続するとアイドリングだと判定されてアイドル制御を開始してISCVの開度を下げようとする。この状態で停止(クラッチ切り、スロットル全閉)するとISCVの開度が足らずエンストする。アイドリング制御により回転速度を持ち上げて回復してほしいが間に合わない。
①アイドリング状態からアクセルを踏んで発進すると、2000rpm以下の回転速度をある程度(1秒より少ないくらい)の時間が継続するとアイドリングだと判定されてアイドル制御を開始してISCVの開度を下げようとする。この状態で停止(クラッチ切り、スロットル全閉)するとISCVの開度が足らずエンストする。アイドリング制御により回転速度を持ち上げて回復してほしいが間に合わない。
②2000rpm以上の領域ではアイドル判定からは外れる。その場合、直前のISCV開度を維持するのでそのまま停止してアイドリングに移行しても問題ない。
③空吹かしで2000rpm以下の継続時間が短いとか、スタートしてすぐに2000rpmを維持する運転なら②のように直前のISCV開度を維持しているので無問題。
で、
1)と2)が相反しているのでどうやってもうまくいかないことがわかった。その結果、①の問題が発生します。
1)と2)が相反しているのでどうやってもうまくいかないことがわかった。その結果、①の問題が発生します。
①を解決するには1)を実現します。4連スロットルをアイドリング時にも開けて必要な空気量を吸わせるようにする。
スロットルを完全に閉じずに微妙に開くように変更するするのだけど、とりあえず手っ取り早いのは、ダッシュポッドをいじくって機械的にアイドリング回転速度を維持するように調整する。
ダッシュポッドとは、スロットルがいきなり全閉になると具合が悪いのでゆっくり閉じるようにする装置。
スロットルを完全に閉じずに微妙に開くように変更するするのだけど、とりあえず手っ取り早いのは、ダッシュポッドをいじくって機械的にアイドリング回転速度を維持するように調整する。
ダッシュポッドとは、スロットルがいきなり全閉になると具合が悪いのでゆっくり閉じるようにする装置。
いろいろいじって最も電気負荷の少ない状態(ヘッドライトOFF、ブロアOFF)での機械的な素のアイドリングが970rpmになるようにセットする。
そしてアイドル制御の目標値は990rpmとする。
そしてアイドル制御の目標値は990rpmとする。
すなわち、ISCVはアイドル回転速度を持ち上げる方向にしか使用しない。
ヘッドライトONでアイドル時の負荷が増えたときには、機械的に決まるアイドル回転速度で持ちこたえている間にアイドル制御が間に合って持ち上げる感じ。
ヘッドライトONでアイドル時の負荷が増えたときには、機械的に決まるアイドル回転速度で持ちこたえている間にアイドル制御が間に合って持ち上げる感じ。
試走の結果として、まあまあうまくいったと信じたい。
今まで発進が重いなぁと感じていたんだけど、どうやらスタートの半クラの時にアイドル制御が働いてISCVを閉じる方向に制御していたせいだった。
今回の変更でとても走りやすくなった。自然な感じを取り戻した。
今回の変更でとても走りやすくなった。自然な感じを取り戻した。
以下、現状のセッティング。
Circuit 1 をオープン側、Circuit 2 をクローズ側につかってます。
Circuit 1 をオープン側、Circuit 2 をクローズ側につかってます。
あと、アイドル制御に頼らず成り行きでもできるだけ安定するように、燃調と点火時期をセッティングする。目標アイドル回転速度以下では燃料を濃いめにして点火時期も進める。
う~ん、まあまあかなぁ。。。
しっかし、外装はもちろんですが内装を見てもカッコいい。。。
でも、走行中にパソコンいじったら危ないので、ぜったい停止してからにします。
でも、走行中にパソコンいじったら危ないので、ぜったい停止してからにします。
主観的難易度:★☆☆☆☆(エンストだけはカッコ悪すぎるので避けたい。)
<備忘録><br
/>1)まあまあ急ぐ
・FMラジオが鳴らない
・タコメーターの入力フィルター回路のバイパス
・メーターの照明が切れている
・エアコンパネルの照明がつかない
・距離計がリセットできない
・ステアリングラックのガタ
・シガーソケットの電圧がおかしい
・3速が入らない</br
/>1)まあまあ急ぐ
・FMラジオが鳴らない
・タコメーターの入力フィルター回路のバイパス
・メーターの照明が切れている
・エアコンパネルの照明がつかない
・距離計がリセットできない
・ステアリングラックのガタ
・シガーソケットの電圧がおかしい
・3速が入らない</br
2)あとでもいい
・運転席シートベルトのウエイトの接着
・左リア内装のもげたクリップの接着
・右リア内貼りのビニールをつける
・スタビのブッシュ、リンケージの手配
・セルモーターたまに回らない
・スピードメーターの誤差が大きい
・ウインドウの雨漏り
・ハブベアリングの点検と交換
・運転席シートベルトのウエイトの接着
・左リア内装のもげたクリップの接着
・右リア内貼りのビニールをつける
・スタビのブッシュ、リンケージの手配
・セルモーターたまに回らない
・スピードメーターの誤差が大きい
・ウインドウの雨漏り
・ハブベアリングの点検と交換
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