MS52:4速オートマへ載せ換え-その1

あけましておめでとうございます。
正月休みでまとまった時間が取れるチャンスなので前から計画していた4速オートマへの載せ替えを決行します。
用意したのは A40D型のオーバードライブ付きミッション。MS11#系のクラウンに搭載されていたもの。
事前の下調べでは、ペラシャフトが違うくらいですんなり載るはず。
もちろんスロットルワイヤーやシフトのリンケージなどの取り回しとオーバードライブ関係の配線が違うので現物あわせが必要になりますが、その辺はどうにかなるでしょう。
あと、ペラシャフトは延長加工しようとしていましたが、MS11#とMS5#はホイールベースが同じ長さであることが判ったのと、ラッキーなことにMS11#のペラシャフトが入手できてしまったのでそれを使います。ただし、MS11#のペラシャフトは2軸タイプで中間にセンターベアリングがあります。MS5#は一本もののペラなので、フロアの途中に何とかしてセンターベアリングを固定しなければなりません。これも現物をあわせてみてから考えることにします。
今回の作業は正月休みに決行するので、リフトを借りることができません。ので、実家の庭で作業します。
まず、ミッションを抜ける高さにクルマを持ち上げなくてはなりませんので、一番高い状態でウマをセットします。
実家の庭は砂利地面なのでジャッキの下には鉄板をひいて自由に移動できるようにしておきます。
そうしないと、フロアジャッキが動かない替わりにクルマが動こうとしてウマが傾いて危険です。

ウマを4つがっちりとかませてから下にもぐってミッション周りをばらしていきます。
スピードメーターケーブル、シフトリンケージ、ミッションオイルクーラーへの配管、ペラシャフト、ミッションメンバーを外します。

ドライブプレートとトルクコンバータの結合ボルトも外します。

ミッションの下にフロアジャッキをあてがって支えて、エンジンとミッションの結合ボルトを外したらジャッキを後ろに下げたり高さを調整したりゆすったりしながらエンジンと分離します。あと、ミッションが抜けるとエンジンが前下がりに傾くので、あらかじめエンジンの前のほうをパンタジャッキとかで持ち上げておくと良いです。
朝9:00から初めてここまでで12:00になりました。

さて、下ろした旧ミッションA30?とA40Dを比べてみます。写真の上がA40Dです。

長さはA40Dのほうが短いです。当然ペラシャフトはA40Dのほうが長いです。
お釜の部分の取り付け穴はまったく同じようなので、エンジンへの結合は問題ないでしょう。
ミッションマウントの取り付け位置は、A40Dのほうが20mmほどエンジン側に位置していますが、これくらいならメンバーへの穴あけくらいで済みそう?
ペラシャフトの長さはバッチリ使えそうな長さです。

↑あとで判明しますが 20~30mmくらい長くて使えません。ご注意ください。

が、デフ側のフランジが違っているのでこれはMS5#のものと付け替える必要があります。

細かいことはあとにして、とりあえずA40Dを載せてしまいたいのでエンジンと結合して見ます。
がっしかし、エンジン端とミッションのオカマがぴったりと合いません。3mmくらい隙間ができてしまいます。
また、ドライブプレートとトルクコンバータの結合ボルトの穴が微妙に合いません。6本のボルトのうち2本までは入るけどっていうくらい微妙ですが。どうもPCDが違っているようです。6本すべてはとても入りそうにありません。

どうも、A30とA40Dではトルクコンバータの取り付け位置とPCDが違っているようです。そのためドライブプレートもA40Dが載っていたMS11#のものが必要です。
そんなものは用意してないのでトヨタに注文しなければなりませんが、正月休みに注文できるのでしょうか?
主観的難易度:★★☆☆☆(高くクルマを持ち上げるのが結構難しいかも。あとは普通のツールでOK。一人作業はしんどいので助っ人がいればなお良し。くれぐれもクルマの下敷きにならぬように安全にはお気をつけください。)

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