AT141:水回り配管の加工と仮組み

前回、ウォーターポンプが組めたので水回りの配管を仮組して具合が悪い部分を修正していきます。

何が具合が悪いかって言うと、AE141やAE86の時代の16バルブ4A-Gには冷間時にアイドル回転速度を持ち上げるオギジリアリバルブが付いています。水温によってスロットルバルブをバイパスする空気量を機械的に調整するバルブです。ISCVが無かった時代の仕組みですね。
これに冷却水を供給するための細いパイプがウォーターバイパスパイプNo.2とシリンダーヘッドプレートRRに取り付いています。

今回のエンジンでは16バルブの4A-Gに4連スロットルとISCVを付けてフルコンでアイドルアップ制御をするのでこのようなパイプは不要。不要なものが付いているのは美しくないので取っ払います。

まず、細いパイプはステーからカットします。

リューターで削ってヤスリでならして元から無かったような仕上げにします。切断した細いパイプはロー付けして埋めました。

シリンダーヘッドプレートRRはヒーターに冷却水を送るためのパイプですが、ここにも細いパイプが取り付いていますので取っ払います。まず切断してやすりで均します。

そして、真鍮の板を当ててロー付け。
写真はてんこ盛りにロー付けした跡をリューターで見栄え良く研磨したのちの状態。もっとロー付けがうまくできるようになれば手間を省けるのですが、、、
まあ、うまくくっ付いているようなので大丈夫でしょう。

そして仮組み。
シリンダーヘッドプレートRRは通常とは180度反転して組付けたいと思っています。そうすると、細いパイプがヘッドに干渉するんですが、取っ払ったおかげで何の問題も無くなりました。

ウォーターバイパスパイプNo.2 もスッキリしました。

水周りは4連スロットルに干渉することもなく、問題なく取り付けらることを確認。

あとは、ブラストして塗装してパッと見には何事もなかったような仕上げにします。分かる人が見てくれたときに「やってるね。」と思ってもらえれば満足!

加工が必要な部品はこれでおしまいかなぁ?
はやく始動したい

主観的難易度:★★☆☆☆(あけましておめでとうございます。本年もよろしくです。)

I have been riding an AT141 CORONA Hardtop that is an old Japanese car produced by TOYOTA. AT141 has the 4A-GE engine. I started a project making new 4A-GE. In this post, I assembled a water-piping. I modified water piping to remove useless parts to fit an individual throttle body (ITB) with an engine management computer.

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