ひさしぶりですが、車検のため整備します。
サビ以外に大きな不具合は無いけど走行中にフロントタイヤあたりから回転に同期してパチパチパチと音がするときがあります。
注意して聞くと、左にハンドルを切ったときに音が大きくなるようです。
ハブベアリングが怪しいということで交換します、
注意して聞くと、左にハンドルを切ったときに音が大きくなるようです。
ハブベアリングが怪しいということで交換します、
いろいろ点検すると、フロントハブ周りにガタもあります。これは次のネタにします。
(ワダチでハンドルを取られていたのはこのせいか?)
(ワダチでハンドルを取られていたのはこのせいか?)
トヨタ部品共販に下記部品があるかどうか調べてもらいます。
1)シール、オイル(フロントハブ用)
90311-48122 ×2個 ・・・ 品番変更90311-48001で在庫あり
90311-48122 ×2個 ・・・ 品番変更90311-48001で在庫あり
2)ベアリング、テーパードローラ(フロントアクスルインナベアリング用)
90368-31036 ・・・ 品番なし
90368-31036 ・・・ 品番なし
3)ベアリング、テーパードローラ(フロントアクスルアウタベアリング用)
90368-19037 ・・・ センターに在庫あり(取り寄せ)
90368-19037 ・・・ センターに在庫あり(取り寄せ)
結局、インナーのベアリングは品番なし(廃止?)、アウターは取り寄せになるので注文はせず別途購入するこにします。
シールは在庫があったので購入して帰ります。シールはまだ供給が十分なようです。
シールは在庫があったので購入して帰ります。シールはまだ供給が十分なようです。
ベアリングはトヨタで廃番になっても汎用のハブベアリングとしていくらでも手に入るので安心してください。
ネット通販で買えば家まで届けてくれます。
ネット通販で買えば家まで届けてくれます。
今回はモノタローで購入しました。ベアリング型番は以下のとおり。
LM67048/LM67010 ・・・ フロントアクスルインナベアリング用
LM11949/LM11910 ・・・ フロントアクスルアウタベアリング用
LM11949/LM11910 ・・・ フロントアクスルアウタベアリング用
交換作業はそんなには難しくないと思います。
ベアリング交換には普通プレスを使うようですが、貫通マイナスドライバーとハンマーでやってしまいます。
ベアリング交換には普通プレスを使うようですが、貫通マイナスドライバーとハンマーでやってしまいます。
まず、ブレーキキャリパーを外して適当に針金で吊るしておきます。
ハブキャップを外して割りピンを抜き、キャッスルナットを外します。
ハブをゆすればアウタベアリングが出てきます。
そしてハブを抜きます。
ハブを裏返してシールを外します。適当な工具が無いのでハンマーで外しました。
ハブ側に傷をつけないように注意しましょう。
ハブ側に傷をつけないように注意しましょう。
ハブの中のグリスをかき出します。手がヌルヌルになるのであんまりやりたくない作業です。
次にアウターベアリングのアウターレースを抜きます。
本来ならプレスで抜くのでしょうが、そんなものは無いのでハンマーと貫通ドライバーでやります。
アウターレースを押すために、ハブに切りかきが二箇所ついてます。そこを交互に打撃します。
くれぐれも、ハブ側に傷をつけないように注意しましょう。
自分はやってしまったので、傷のカエリをヤスリで修正してゴマカシました。
本来ならプレスで抜くのでしょうが、そんなものは無いのでハンマーと貫通ドライバーでやります。
アウターレースを押すために、ハブに切りかきが二箇所ついてます。そこを交互に打撃します。
くれぐれも、ハブ側に傷をつけないように注意しましょう。
自分はやってしまったので、傷のカエリをヤスリで修正してゴマカシました。
同様にインナーのアウターレースを抜きます。
ハブを洗浄して綺麗にしたあと、新品のアウターレースを打ち込みます。
このとき、抜いた古いほうのアウターレースを当て物にします。
ただし、そのまま使うと古いほうののアウターレースも打ち込まれて抜けなくなってしまうので、
あらかじめ、グラインダー等でアウターレースの外側を削って直径を小さくしておきます。
ほんのちょっとでいいのでなめる程度です。
このとき、抜いた古いほうのアウターレースを当て物にします。
ただし、そのまま使うと古いほうののアウターレースも打ち込まれて抜けなくなってしまうので、
あらかじめ、グラインダー等でアウターレースの外側を削って直径を小さくしておきます。
ほんのちょっとでいいのでなめる程度です。
打ち込むときは、外すときと同様に左右交互に均等に打ち込みます。斜めになったら絶対に入らないと思います。
新品のベアリングにはグリスを擦り付けてローラーおよびインナーレースにまでグリスをいきわたらせます。
手のひらにグリスを載せて、そのグリスにベアリングを擦り付けるようにします。
手のひらにグリスを載せて、そのグリスにベアリングを擦り付けるようにします。
このあたりの作業は手がグリスまみれなので写真はありません。
シールもアウターレースを当て物にして打ち込みます。
あとはハブの中にグリスをいっぱいに詰めて、ばらした逆の順番に組み付けます。
最後にキャッスルナットを締め付けますが、
フロントハブに使われているテーパードベアリングの場合、
思いっきり締め付けてはいけません。適切なプリロード(セット荷重)をかける必要があります。
フロントハブに使われているテーパードベアリングの場合、
思いっきり締め付けてはいけません。適切なプリロード(セット荷重)をかける必要があります。
この辺は感覚になりますが、整備書によれば下記の手順です。
ass=’wiki’> 1)キャッスルナットを3kg-mで締め付ける
2)ハブを2~3回ぐるぐる回す
3)キャッスルナットを指で回るくらいに緩める
4)キャッスルナットにソケットをはめて、手でいっぱいに締める(けっしてレンチは使わない)
2)ハブを2~3回ぐるぐる回す
3)キャッスルナットを指で回るくらいに緩める
4)キャッスルナットにソケットをはめて、手でいっぱいに締める(けっしてレンチは使わない)
まあ、ベアリングになった気持ちでこれくらいかなぁという感じで締めておきます。
なんかあったら調整しましょう。
なんかあったら調整しましょう。
これでパチパチ音がなおったらいいなぁ(試走はまだ)
2012/6/10追記
異音は無くなり快適。
異音は無くなり快適。
主観的難易度:★★☆☆☆(そんなに難しくないと思う。特別な工具は不要。手がヌルヌルになるので紙ウエスを大量に消費します。)
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