ステアリング周りを組付けて早く自走したいんだけど、その前にボディのフロント周りのサビサビのパネルをこれ以上に朽ち果てさせないように処理します。
サビ取り液に漬けこんでいたパネルをワイヤーブラシで擦って、水洗いして、錆止めペイントします。
もとは↓
そして自走に向けた作業に着手。自走するためにはステアリングリンケージが必要です。
まず、ピットマンアームを準備します。
もともとついていたものはボールジョイントにガタが出ているので使用不可。なので、とっておきのデッドストックを投入します。
MS6#系のクジラクラウンのピットマンアームはこの型式にしか使われていないので、とっても入手が困難! 新品のピットマンアームは超貴重ですよ。
さて、満を辞して投入したデッドストックのピットマンアームにグリスを注入しますが、グリスガンの口からグリスが漏れて注入できない。
そういう時はグリスニップルにウエスを被せて注入するとあら不思議、グリスは漏れずにボールジョイントに注入されていきます! 新宮サービスのエリートメカニックが教えてくれた「グリスを濾す」と呼ばれる裏技です。
昭和35年創業の整備工場、いろいろな裏技が伝承されてます。以前にも、ハンマー一丁でプロペラシャフトの十字ジョイント(ユニバーサルジョイント)を抜く方法を教えてもらった。
そんなこんなでステアリングギアボックスにピットマンアームを取り付け、
アイドラーアームも取り付けて、ステアリングリレーロッドをインストール。
本日はここまで。サビたパネルの処理に半日とられて思うように進捗しなかった。
<Summary for overseas visitors>
I have been restoring MS66V CROWN Van that is an old Japanese car produced by TOYOTA. S60 series is known as ‘KUJIRA’ among Japanese fans. It is the fourth generation of crown families, sold in 1971 to 1974 in many countries. In this post, I took a note of records, such as removing rusts on front section panels, assembling the new pitman-arm and sterling-linkage and so on.
主観的難易度:★☆☆☆☆( サビ取りより組み立てのほうが楽しい。 )
<全体工程>
プロジェクトスタート 2018/3/3
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エンジン始動
↓
ブレーキ周り、サスペンションの状態確認
↓
レストア方針検討
↓
マフラー修理
↓
レストア方針の再検討
↓
シャーシーブラックの剥離
↓
サビ転換剤の塗布
↓
シャーシーブラックで塗装
↓
油漏れ修理
↓
こまごました部品の仕上げ ←いまここ
↓
いろいろ調整
↓
自主検査
↓
謎の審査官による検査
↓
陸事で登録検査
↓
公道復帰
<備忘録>
リアゲートのモールが無い
運転席ドアロックノブの枠パーツが無い
<完了済み>
ブレーキマスターの形状を調べる
ブレーキシリンダーカップ手配、前1•1/8、3/4
ステアリングギアボックスのオイルシールの手配
トランスミッションのオイルシールやパッキンの手配
デフケースのオイルシールやパッキンの手配
タイロッドのブーツを注文
ピットマンアームにガタがある
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