MS52:水温計の取り付け

ノーマルの水温計は目盛りに数字が記してないので何度か分からない。
高速道路を走ったときや、真夏の渋滞でゲージが上がり気味になるのを見るのは精神安定上よろしくないので後付のメーターをつけます。
取り付け自体は何の問題もないが、ひとついいこと?を発見した。
MS52のラジエターアッパーホースについているT字のパイプ(チーズ)が水温計のセンサーをネジ込むのにピッタリなのだ。
もともとのT字のパイプにはバキュームの切り替え弁と思わしきものがネジ込まれていて、一方にはインマニの負圧ホースが、もう一方はデスビのバキュームアドバンサーへつながるホースが接続されている。どうやら、水温の低いときにはバキューム負圧による点火の進角を止めるようになっているらしい。
整備書やパーツカタログには記載がないのだが?
他のMS50系クラウンにも付いているのかな? もともと搭載されていたエンジンなのかわからんからなー?後述するように部品取り車のMS50にも付いていたけどなぁ。
さて、まず部品取り車から調達したT字パイプの状態を確認します。ラジエターホースを外すとパテのようなものがパイプの表面に盛られています。冷却水管理が悪かったのかカスが溜まってたようです。カスをワイヤーブラシで除去すると、腐食によるものなのか虫食い状態になっていて一部は穴が貫通してしまってます。

このままでは冷却水が漏れるので、昔購入したJBウェルドという接着剤を物置の中から探してきて塗ります。たぶん賞味期限を過ぎていると思うけど固まってくれました。
固まったらヤスリとペーパーで凸凹を均して仕上げておきます。
そして、もともとのラジエータアッパーホースは取り外し、そこにT字パイプを2つ並べて取り付けます。もともとのホースのところにパイプを2つ取り付けると寸法的にはほとんどいっぱいいっぱいです。適当なラジエータホースを短く切ってラジエータとパイプをつなげばOK。
T字パイプには今回用意したオートメーターのセンサー(1/2インチNPT)がピッタリねじ込めます。アメリカネジ規格のNPT(National Pipe Thred)と日本のPTは直径1インチ以下のパイプであればネジ径、ピッチともにほとんど同一なためそのままネジ込み可能。

ラジエータアッパーホースのところで 上がバキュームの切り替え弁、下が水温計のセンサー

あと、水温センサーからメーターへつながるチューブパイプはヒーターホースの穴を利用して室内に引き込みます。

ただし、センサーのネジ部は太くて引っかかるので一度ヒーターホースを抜き、チューブを通した後でまたホースを通せば大丈夫。冷却水をこぼさないように注意。
メーター本体の固定には輪っか状の金具もしくはカップが必要ですが、新しく購入すると何千円もかかるのでステーから自作します。
ホームセンターで適当な長さと硬さの金具を買ってきて、メーターの直径に合うように、まず適当に曲げます。
そのままだとカクカクしてしまうので、硬くて丸いものに巻いてハンマーで叩いて丸くします。今回はスピーカーのマグネット部が使用するオートメーターの直径に近かったので使用します。
最後にスプレーで黒くペンキを塗れば完成。

ちなみに、水温計の精度ですが、なべに湯を沸かして調べたところ101℃の表示でした。
オークションで購入した古いもののようですが、それなりに信頼できるようです。
オートーメーター プロコンプ ウルトラライト 2 5/8インチ 4431-M
AutoMeter PRO-COMP ULTRA-LITE METRIC 2-5/8″ 4431-M

実際に周囲を走行すると80~85℃でした。夏場が心配。

主観的難易度:★(特に問題なし)

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