これは6月23日の記録。
朝からホームセンター武蔵に行ってアルミロウ付けに使う道具を調達します。
ガスボンベとバーナー(火が出る筒)、アルミ硬ロウと専用フラックスを購入。
バーナーはガスはもちろん空気量も調整できるタイプにしました。棚に並んでいるものの中では発熱量も一番大きいようです。
バーナーはガスはもちろん空気量も調整できるタイプにしました。棚に並んでいるものの中では発熱量も一番大きいようです。
早速ロウ付けをやってみます。
ちょん切ったパイプの切れ端と使用しない継手を材料に練習します。
ちょん切ったパイプの切れ端と使用しない継手を材料に練習します。
まずフラックスを準備します。粉をお湯に溶かして「クリーム状」にしろと説明書きにはありますが、クリーム状といわれてもどれくらいのトロトロ具合にしていいのかわかりません。とりあえずボディソープよりゆるい程度にしてみます。
ロウ付けしたいところにフラックスをタップリ塗って、バーナーであぶります。アルミは赤くならないので温度の目安になりません。フラックスの様子を見るといいでしょう。
フラックスが乾いてパサパサになったあと、さらに炙るとジュクジュクと溶けたようになります。そのまま炙りながらロウ棒でツンツンしているとロウ棒が柔らかくなり、さらにはスルッと溶けたと思うと接合部にサーっと流れていきます。うまくいったぜ簡単じゃーんっと思った瞬間にパイプが溶けて曲がってしまいました。
なるほどアルミ溶接の難しさを実感した次第です。
なるほどアルミ溶接の難しさを実感した次第です。
ただ、勘所は判りました。以下の点に注意するといいでしょう。
1)炙り始め(温度の上がり始め)はフラックスの状態を観察する。ジュクジュクしてきたら適温に近い。
2)フラックスがジュクジュクしてきたらロウ棒の先でツンツン突いて見る。ロウ棒の先が柔らかく曲がるようなら適温に近い証拠。
3)もう少し炙ってみる。パイプのような丸いものならバーナーを動かして全周が均一な温度になるようにイメージして炙る。ロウ棒でツンツンしながら。
4)適温に達したと思ったらロウ棒を差し入れて一気にロウを流しいれる。
5)ここがポイント(と思う)。ロウを流しいれながら炙り続けると融点に達してアルミも溶けてしまうので、バーナーを遠ざけたり近づけたりしながら母材の温度を温度をロウが溶けてかつアルミが溶けない絶妙の温度に保つ(イメージでしかないが)。
というわけで、アルミパイプとアダプターをロウ付けしました。割とうまくいったと思います。
パイプは熱で曲がらないようにできるだけ垂直に立てて当てモノで保持しておきました。
パイプは熱で曲がらないようにできるだけ垂直に立てて当てモノで保持しておきました。
ロウ付け時には熱伝導率の小さいものを台にしてやると良いです。金属の台や万力などで挟んでいると熱が逃げて母材の温度が上がりにくくなります。ただし、写真のようなコンクリートブロックはやめたほうがいいです。バーナーの火で熱くなると小さい破片がピンピンと飛んできます。
冷えたあと水で洗ってフラックスを落としておきます。
この後コンデンサーを組み付けて配管を繋ぎ、クーラーユニットも室内に仮置きして配管を接続します。
はやる気持ちを抑えてポンプで真空引きすると、ぐんぐんマイナス圧力になるはずがゲージの針はピクリとも動きません。
ショックを受けながら各部をチェックしたところ、吊り下げクーラーユニットからシューッと盛大に音がしております。
本日はこれで終了。
主観的難易度:★★(アルミロウ付けは必ず練習してからやろう)
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